えびな書店オンラインギャラリー

小川忠七宛
１６．３×１７０
桐箱

この手紙は良く知られた文面のもので「先哲遺墨集」などにもその図版と釈文が載っている。ただその図版を見る限りでは写しの可能性が高く、一方「古文書時代鑑」に載る同じ手紙は書影を異にし、前半が真筆、後半は写しとされている。新出の本書状はそれらと同文・同内容で、達筆な運筆は自然で真筆の可能性が残されているものと考えられる。