封書4通
昭和10〜11年ペン書
封書
ペン書400字1枚・2枚・3枚・1枚。下村の小説を読んでその感想を事細かに書き送るだけでなく、種々のアドバイスも添えている。1通には中央公論社の滝田樗陰の長文の手紙(墨筆巻紙)が同封されているが、志賀の紹介で下村の小説を読んだ滝田がその感想を述べたもの。その出来は70点から75点で、80点以上か甲階級の芸術ではなくては掲載できないと断じている。なお1通は春陽堂・今村隆宛で下村の一幕物の戯曲を読んでくれるように依頼する内容。志賀のスナップ写真が一葉ついている。